無理なく、ストレスなく生産性を上げるには

blog 未分類

やることを増やすのではなく減らす

 お金を稼ぐために良い仕事をするために、会社に貢献するために、誰かに喜んでもらえるために私たちは努力して学んだり沢山のことを試したりしています。

 それ自体は悪いことでなく、向上心を持ち自分が成長していると言う感覚を持つ事はやはりメンタルヘルス上でもとてもプラスに働きます。

 特に日本では細かい事までしっかりと手が行き届くように過剰なサービスをしがちですが、

心の余裕を持ちさらに同時に生産性を高めるためにはあまり必要のないことを止めることが必要です。

 より自分に合ったやり方でより生産性の高いやり方に集中することで、実は心の余裕を生み出すだけではなく高い成果を出せるようになります。

楽をするための進化

私たち人類は道具を発明することで生活を豊かに、そして楽にすることで進化してきました。

例えば昔の人は川に水を汲みに行き衣服を一つ一つ手で洗っていました。この洗濯という作業で昔の人は1日のとても大きな時間を費やしていました。

 しかし現在では、ほぼほとんどの家庭に全自動洗濯機があり、衣服を入れて洗剤を入れボタンを押すだけで洗濯が完了してしまいます。

 このことで私たちは一回の洗濯で何時間もの時間を短縮することができます。

 この短縮できた時間がどんどん積み重なっていくことで、私たちは実はとてつもない時間を得ることが可能になっています。

 またインターネットが発明されてからは、実際に人と会わずにその場所に行かなくともほとんどの取引が可能となっています。

 もちろんネットショップを利用することで買い物にいかずに、自宅に商品を届けてもらうことも可能です。

 このように私たちの進化は物事を楽に効率よく行えるように進んでいます。

 私たちは様々な発明によって昔の人と比べてとてつもなく効率よく時間を使うことができるようになっています。

 そう考えると現代の私たちが悩んでいる時間が足りないと言う感覚や、心に余裕がないと言う感覚はどこかおかしいのではないでしょうか。さまざまな進化や発明により多くの人の時間が生まれたはずですが、なぜ生活がかえって昔より忙しく感じるのでしょうか。

ではなぜ心に余裕ができないの

 その原因の一つは他人との競争他人との比較にあるのではないでしょうか。

 どうしても、他人のことが気になり自分と比べて収入が上かどうかを気にしてしまいます。よく Yahooニュースを見ていても、平均年収や平均貯蓄額の記事を沢山目にします。このように社会全体が自分の今の収入が相対的にどうかを意識させるように働いています。そもそも、これを平均で出してしまうと、外資系企業のエリートや、親の莫大な資産を受け継いだ人など、圧倒的な外れ値の人を含んでしまうので実際よりも明らかに高い平均値を見せられ、自分はもっと働かなくてはと思いこまされてしまいます。

 加えて、自分の毎日自分の好きな仕事をして年収300万の人と、毎日好きでもない激務に耐え全てを会社に捧げて年収800万の人を比べてはいけません。もちろん毎日好きなことをして年収何千万も稼げるならそれを目指さない理由はありませんが、ほとんどの仕事はトレードオフしますので、収入が高くなるにつれて仕事の量も責任も増していきます。簡単に、数字だけを追ってはいけません。

 また、どのような物を身につけているとか、どんなライフスタイルを送っているかなどでも比較されてしまいます。その為、高いけど無理して人気の町に住んだり、タワーマンションに住んだり、高級車に乗ったり、ブランド品の服が欲しくなります。それにより、生活がカツカツになり副業などもっと長時間働かなくてはと考えるようになってしまいます。

 そもそもですがこの資本主義経済の中では、お金をあまり使わずに自分で投資やビジネスをするための資本金を作らなければ、効率よくお金を稼ぐことができません。そのための資本金を初めに見栄に使ってしまうと、一生心に余裕のない状態から抜け出すことができなくなってしまいます。

 ですので心に余裕を作るためにも、実は本当にお金を稼ぐためにもまずは質素に自分の身の丈に合った生活から始めるしかありません。

 贅沢品はその資本金を使って投資やビジネスからお金を生み出すことができるようになってから買うことをお勧めします。

 しかしあまりにもリスクの高い投資やビジネスはそれはギャンブルであって、投資ではないのでしっかりとリスクについて勉強することをお勧めします。

何を減らせば良いのか

 前にも述べたように私たちの生活は様々な開発によってとても便利になっています。

これらうまく使い、他人との不健全な競争から降りれば必ず心の余裕を作ることが可能です。

 何を減らすかについてはまずは自分の本心に正直になって、これだけは欲しいと言うもの以外を減らしていくと言うスタンスが間違いないと思います。

 いくら贅沢にも我慢しろといっても、例えば憧れのスーパーカーに乗るのが夢でそのために必死で働いてきたなら、その夢を捨てる理由はありません。ただその他を質素にし、できるだけ合理的な選択を重ねる必要があると思います。

 私が個人的に思う現代の人々が最も減らすべきは満員電車での通勤時間だと思います。

 ちなみに満員電車にかかるストレスは、イギリスの心理学の研究で戦場で臨戦態勢に入っている兵士と同程度のストレスがかかると言われています。

 もちろん私も経験がありますが、一人暮らしであれば数万円の家賃を節約するために毎日非常に多くのストレスを溜め時間を使いエネルギーを使ってしまう満員電車は最もを避けるべき要因だと思います。

  これだけITが発達しているので、それこそテレワークやフリーランスとして働き通勤時間をより有効に使うことができます。

 もちろん実際に対面で会って仕事をすることのメリットもあると思います。その場合にはやはり会社の近くに住むことだと思います。

 確かに東京の家賃は高いですがあまり豪華な物件や広い物件築年数の浅い物件等を除けば、それなりの価格で借りる事は可能だと思います。

 現在心に余裕がなく精神的にきついと思っている人で毎日合計2時間から3時間を通勤に使っている人は、今後長期的に考えなるべく減らせるように行動してみて下さい。

間違っても最初に睡眠時間を減らすと言うような思考にはならないように注意してください。

まとめ

心に余裕を持つためには何かやることを増やすのではなく積極的にやりたくないことを減らして楽をすることが実は大切です。

怠け者と批判されそうですが私たちの進化は常に楽をする方向に進んできました。

日本経済が低迷している中で、逆説的ですがよりやることを減らしコンパクトな仕事やライフスタイルを送ることがその解決策の1つになるのではないでしょうか。

関連記事

この記事へのコメントはありません。

カテゴリー

アーカイブ